乳アレルギー カッテージチーズの作り方
乳アレルギーだと、乳製品であるチーズは諦めがちですよね。
ですが、お家で手軽に!簡単に!豆乳からチーズを作ることができます。
「でも牛乳の代替えでしょ?」そう思うかもしれません。今回は、違いや特徴について比較します。
サラダやデザートにお料理の幅が広がるので、ぜひ参考にしてみてください。
準備する材料
- 豆乳or牛乳 500ml
- レモン果汁 30g
手順
- 豆乳or牛乳500mlを中火にかけます。
- 鍋肌に小さく泡が出るくらいに沸騰したら火からおろします。
- レモン果汁30mlを加えよく混ぜます
- 固形(チーズ)と液体(ホエイ)に分離するまで10分程待つ
- ざるにガーゼなどを敷き、鍋の中のものを漉して完成
出来上がったカッテージチーズの量
重石を置き2時間放置し、豆乳・牛乳500mlからできたチーズとホエイの量を測定します。
カッテージチーズ
- 牛乳 81g
- 豆乳 157g
同じ2時間の放置では豆乳の方が水はけが悪かった為、重量は多く残りました。
持ち上げると、牛乳はパラパラとほどけますが豆乳はベタッとしています。
ホエイ
- 牛乳 368g
- 豆乳 286g
濾す際にガーゼが吸収した分のホエイが計測不能な為、誤差があるかと思いますが総量は牛乳449g、豆乳443gとほぼ同等でした。
カプレーゼにして食べ比べて見ました
レシピ
- トマト(適量)を皿に並べる
- カッテージチーズを中央に小さじ1盛り付ける
- 塩胡椒 少々とオリーブオイル小さじ1をかけ完成
食感
同じ2時間の脱水時間では差が出ました。
牛乳
ホロリとした口溶けを感じました。
豆乳
牛乳に比べ、水はけが悪くベタつきました。
甘味
牛乳
スイーツを彷彿とさせるほどの甘味がある豆乳とは対照的に、牛乳はカッテージチーズ本来の淡白な甘味です。
豆乳
牛乳より先味にくる甘味を強く感じます。(使用したメーカー「大塚食品 ミルクのようにやさしいダイズ」の特性だと思います)
酸味
今回は凝固後、水洗いはせず漉しています。
牛乳
レモン果汁の味が残っており、しっかり酸味を感じます。
サラダなどの場合には美味しく食べられますが、カナッペやスイーツに使用するときは水洗いをした方が良いと思います。
豆乳
ほぼ気になりません。
甘味が強く出ている為サラダには向かない印象です。
後味
牛乳
トマトの酸味にも負けず、後味までしっかりとコク深い旨味を感じることができました。
豆乳
先味の甘味は強いですが、そのあとは豆の味が少し気になりました。今回使用したメーカーの特徴か、無調整豆乳独特のエグみを感じるほどではありません。
結論:牛乳はサラダ 豆乳はスイーツ
今回の作り方では、味わいに差が大きく出ました。
ですが検証の為、同じ行程にしたことが原因だと思います。
どちらも作り方にもう一手間加えることで、便利に使えそうです。
牛乳のカッテージチーズは凝固後、水洗いをすると酸味が消えてスイーツにも使えます。
豆乳のカッテージチーズをサラダに使いたい場合には、重石を置き放置する時間を延ばししっかりホエイを絞り、好みの甘味に合わせてメーカーを変えると良いでしょう。
カッテージチーズは豆乳での代替えで乳アレルギーやビーガンの方でも充分に美味しく楽しめると分かりました。