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Hatenaにて食物アレルギーの代替えレシピや、食材との付き合い方を配信しています^ ^ みんなで美味しくたべられるパンやスイーツがあったらもっと心は豊かになるかなって思っています! #食育アドバイザー #幼児食インストラクター #パンコーディネーターエキスパート #パンコンシェルジュ検定ベーシック

食物アレルギーに遺伝の根拠なし

食物アレルギー 遺伝の根拠なし

花粉症やハウスダスト、食物アレルギーなどのアレルギー疾患は、もちろんない方がいいですよね。

一度発症したら治りにくいアレルギー。 妊娠中に「私の花粉症、赤ちゃんにも遺伝するかな?」と不安になったり、食べ物に気を使うことも多いかもしれません。 

アレルギーの遺伝についてまとめたので是非参考にしてみてください

 

 

遺伝する根拠はありません

日本人 妊婦

厚生労働科学研究班による「食物アレルギーの診療の手引き2005」には、「妊娠中・授乳中にアレルギー性疾患発症予防のために食物制限を行うことは十分な根拠がないため通常すすめられていない」と書かれています。乳児期にはわずかに効果があるかもしれないとする研究はあるのですが、幼児期になるとその効果は認められないとするものが大多数なのです。

  

妊娠中の食事制限は無意味

一汁三菜

妊娠中は、食物アレルギーの三大アレルゲン(原因物質)である卵・牛乳・大豆や、アレルゲンが気になる食材を食べないように気をつける人も多いようです。 しかし、妊娠中の食事制限によってアレルギーの発症がおさえられるという根拠はありません。あまり気にせず、栄養バランスに気を配った食事を摂るほうがよいでしょう。

伴う危険性

食事制限をすることによる妊婦体重増加不良胎児成長障害の方が心配されています。

 

体質は遺伝する可能性あり

アレルギー体質は、母親父親遺伝子から受け継がれます。

アレルゲンによる刺激がアレルギー状態をより促進し、アレルギー反応を誘発しやすいと考えられます。

妊娠3〜7ヶ月の刺激でアレルギー反応を誘発

この時期の母体の栄養環境はその後の子どものアレルギー状態に大きく影響します。

ただ、アレルギーの発症には体質の遺伝以外にも生活習慣住居環境など、複数の要素が絡み合っているので、親がアレルギーなら必ず子どもに発症するというわけではありません。

 

母乳にアレルギー発症を抑える可能性

牛乳イメージ

母乳の中には、TGF-βと呼ばれる、過剰な免疫反応を抑える大切な成分がたくさん入っています。

お母さんの母乳の中にこの成分が多いほど、飲んでいる赤ちゃんのアレルギー発症率が低いということが明らかになっているそうです。

TGF-βを増やす方法

乳酸菌を摂ることが大切です 母乳ママを対象に乳酸菌摂取試験を実施したところ、母乳中の「TGF-β」濃度が増加したという報告が近年発表されています。

抗菌・抗ウイルス作用を添加した粉ミルク

大手メーカーでは初乳に含まれる抗菌・抗ウイルス作用を添加した粉ミルクなどの研究は進められていますが、最近見つかった成分もありまだまだ開発途上のようです。

 

アレルギーそのものは、基本的に遺伝するものではない様です。最近は治療も発達してきており、正しい治療で改善することがわかりました。 アレルギーが発症しても自責せず、主治医の先生に相談しつつ上手く付き合いましょう。