yuifood’s blog

Hatenaにて食物アレルギーの代替えレシピや、食材との付き合い方を配信しています^ ^ みんなで美味しくたべられるパンやスイーツがあったらもっと心は豊かになるかなって思っています! #食育アドバイザー #幼児食インストラクター #パンコーディネーターエキスパート #パンコンシェルジュ検定ベーシック

食物アレルギー原因と発症後の対処

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毎日の食事は健康のために大切ですよね。

楽しく食事をするには見た目や味も大切ですし、栄養バランスなども気遣わなければなりません。
そして、アレルギーは特別なことではなく、誰にでも起こりうる可能性があること忘れてはいけません。

アレルギーの原因や症状、さらにはアレルギーの種類や予防方法について紹介します。

 

 

 

 

症状は人によって様々

下記の症状が当てはまる方は食物アレルギーの可能性があります。

皮膚症状

  • かゆみ
  • 蕁麻疹
  • むくみ
  • 赤くなる
  • 湿疹

消化器症状

  • 下痢
  • 気持ちが悪い
  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 血便

循環器症状

  • 脈が早い
  • 触れにくい
  • 乱れる
  • 手足が冷たい
  • 唇や爪が青い(チアノーゼ)
  • 血圧低下

神経症

  • 元気がない
  • ぐったり
  • 意識朦朧
  • 尿や便を漏らす

全身症状

 

原因トップは鶏卵・牛乳・小麦

原因食品の内訳

対象は食物摂取後60分以内に症状が出現し、かつ医療機関を受診した患者

食物アレルギー原因食品別 患者割合

出典:「食物アレルギー診療ガイドライン2012」
 

 鶏卵が最も多く約40%を占める結果でした。

鶏卵、牛乳、小麦以外は分散傾向にあるようです。

年齢別原因食品の内訳

食物アレルギー年齢別発症統計

出典:「食物アレルギー診療ガイドライン

0歳から3歳まで鶏卵・牛乳・小麦が割合として多く、4歳以降は分散しています。食事の幅が広がり、多様な食材を口にする機会が増えることが要因でしょう。

症例数で見ると成長とともに減少していることがわかります。

 

乳幼児は発症しても成長とともに耐性がつく

親と子の手

発症数は増加傾向にある

乳児では、10%くらいが何らかの食物アレルギーを抱えていると言われています。

全体の発症患者数は増加傾向にありますが

成長とともに耐性がつくことも多く、年齢が上がると患者も減っていきます。

乳児の治療は最小限まで除去すること

専門医のもとで適切な医療を受けることで、3歳ごろまでに5割、小学校入学頃までに8〜9割の人が治ると言われています。

定期的に食物経口負荷試験を受けて、必要最低限まで原因食品を除去することが重要です。

 

即時型アレルギーと遅延型アレルギー

食事シーン

食べてすぐに症状が出ない可能性あり

食物アレルギーには、食べてすぐ症状が現れる「即時型アレルギー」と数時間〜数週間後に症状が出る「遅延(遅発型)アレルギー」があります。

症状の違い

即時型アレルギー
  • 皮膚のかゆみ
  • 口の中のイガイガ
  • くしゃみ、鼻水
  • 呼吸困難
  • 腹痛、下痢
遅延型アレルギー
  • 頭痛
  • めまい
  • 倦怠感
  • 肌荒れ
  • 情緒不安

遅延型アレルギーは大人に多い

症状は多岐にわたり、発症も遅いことから、食物との因果関係気付かない人が多いです。また好物だったり健康や美容のため毎日食べ続けたことでアレルギーを引き起こすケースも多いので注意が必要です。

成長したら治ることも多い乳幼児のアレルギーに比べ、大人のアレルギーは一度発症すると治らないケースが多いことも特徴です。

予防方法

原因になりやすい食材は1日置きに食べる

ヨーグルト(牛乳)や卵、果実など、いつも同じものを食べることは避けましょう

ストレスは溜めない

免疫が低下するとアレルギー反応は起きやすくなります。免疫力を低下させる大きな要因はストレスです。適度に発散してストレスを溜めないことが大切です。

皮膚や粘膜からの摂取に注意

化粧品や洗顔に含まれる加水分解コムギが原因で小麦アレルギーを発症した例があります。使用頻度の高い石鹸などの成分表示は必ず確認しましょう。

 

発症原因は食材に含まれるタンパク質

食物アレルギーとは、特定の食べ物に含まれる「アレルゲン(アレルギーの原因となる物質。 ほとんどはたんぱく質)」に「免疫」機能が過剰反応してしまい、体にさまざまな症状をおこすものです。

多くの食物アレルギーはアレルゲンに対して作られたIgE抗体が働いて起こります。

食物のように、体に必要でこそあれ無害タンパク質に対しては、消化管や免疫の何段階もの防御の仕組みが働いて、無用なIgE抗体を作らないように調節されていますが、こうした仕組みが体質的に弱かったり未熟だったりすると、 IgE抗体が作られてしまい、食物アレルギーが発症すると考えられます。

 

食材との正しい付き合い方を考えて、楽しい食事にしたいですね。