yuifood’s blog

Hatenaにて食物アレルギーの代替えレシピや、食材との付き合い方を配信しています^ ^ みんなで美味しくたべられるパンやスイーツがあったらもっと心は豊かになるかなって思っています! #食育アドバイザー #幼児食インストラクター #パンコーディネーターエキスパート #パンコンシェルジュ検定ベーシック

乳アレルギー 乳の栄養素を徹底分析

乳アレルギー 牛乳の栄養素を徹底分析

 

子どもの成長には栄養バランスの良い食事をさせてあげたいのが親心です。

成長に不可欠とも言われる牛乳ですが、牛乳(200ml)に含まれる栄養素量その他食材で十分に補える保有のようです。

牛乳に摂取できなくても、一工夫することで栄養バランスを整え健やかな成長に繋がります。

今回は牛乳栄養徹底分析し、他の食材補う場合の必要量をまとめます。 是非参考にしてみてください。

 

牛乳(コップ1杯200ml)に含まれる栄養素

  • タンパク質 6.8g
  • 脂質 7.8g
  • 炭水化物 9.9g
  • 無機質
ナトリウム 85ng
カリウム 310mg
カルシウム 227mg
マグネシウム 21mg
リン 192mg
鉄分 0.004mg
亜鉛 0.8mg
銅 0.02mg
  • ビタミン

ビタミンA 78μgRAE

ビタミンD 0.6μg

ビタミンE 0.2mg

ビタミンK 4μg

ビタミンB1 0.08mg

ビタミンB2 0.31mg

ナイアシン 1.3mgNE

ビタミンB6 0.06mg

ビタミンB12 0.6μg

葉酸 10μg

パントテン酸 1.14mg

ビタミンC 2mg

 

出典:文部科学省日本食品標準成分表2015年版(七訂)」、厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015年版)

 

牛乳といえばカルシウムを思い浮かべますが、それだけではなく「タンパク質、脂質、炭水化物、ミネラル、ビタミン」がバランスよく含まれています。

食品としての牛乳は私たちの生命活動健康維持に大切な役割を果たしているようです。

 

牛乳(200ml)分の栄養を別の食材で補う場合の必要量

牛乳イメージ

 

タンパク質6.8g/コップ1杯あたり

肉なら
  • 鶏ささみ約30g
  • ヒレ約34g
  • 牛モモ約32g
魚なら
  • キス約27g
  • 春カツオ約27g
  • 茹でタコ約32g

脂質7.8g/コップ1杯あたり

肉なら
  • 牛ばら肉 約16g
  • 豚バラ肉 約23g
魚なら
  • 鯖(開き干し)約27g
  • マグロ(トロ)約28g
他にも...

炭水化物9.9g/コップ1杯あたり

主食なら
  • ごはん(精白米)約27g
  • もち約20g
  • 中華めん(蒸し)約26g
他にも...

ナトリウム85mg/コップ1杯あたり

肉なら
  • 生ハム約8g
  • ベーコン約11g
魚なら
  • しらす干し約5.4g
  • スモークサーモン約5.6g
  • ほっけ(開き)約12.5g
野菜なら
  • アスパラ(ホワイト)約24g
  • 切り干し大根(乾)約31g
  • コーン缶(ホール)約40g
他にも...
  • 食塩 約0.2g
  • 醤油(薄口) 約1.3g

カリウム310mg/コップ1杯あたり

野菜なら
  • ほうれん草(生)約45g
  • アボカド約43g
  • 里芋 約55g
他にも...
  • ひきわり納豆 約46g
  • 昆布(乾)約6g
  • ひじき(乾)約7g

カルシウム227mg/コップ1杯あたり

魚なら
野菜なら
  • しそ約98g
  • 大根の葉103g
他にも...
  • ごま約19g
  • ひじき(乾)約16g

マグネシウム21mg/コップ1杯あたり

魚介なら
  • あさり約21g
  • いくら約22g
  • つぶ貝 約23g
他にも...
  • 油揚げ16g
  • がんもどき21g
  • ピュアココア4.7g

リン192mg/コップ1杯あたり

魚なら
  • しらす約22g
  • 金目鯛 約39g
  • たらこ(焼)約40g
野菜なら
  • そら豆 約83g
  • えだまめ約112g
他にも...
  • 卵(黄身)約33g
  • 味付け海苔 約27g

鉄分0.04mg/コップ1杯あたり

肉なら
  • 豚レバー約0.3g
  • 鶏レバー約0.4g
  • 鶏ハツ約0.5g
他にも...
  • 卵(黄身)約0.6g
  • 豆みそ約0.6g

亜鉛0.8mg/コップ1杯あたり

肉なら
  • 豚レバー約11g
  • 牛肩ロース約17g
  • 牛モモ約20g
魚介なら
  • タラバガニ約19g
  • たらこ(焼)約17g
他には...
  • 煮干し約11g
  • 松の実 約13g

銅0.02mg/コップ1杯あたり

肉なら
  • 牛レバー 約0.3g
  • 豚レバー 約0.2g
他には...
  • 鰹節 約74g
  • アオサ 約25g

ビタミンA 78μgRAE/コップ1杯あたり

肉なら
  • 鶏レバー約0.5g
  • 豚レバー約0.6g
  • 鶏ハツ約11g
魚なら
野菜なら
  • にんじん11g
他にも...
  • 味付けのり 約3g

ビタミンD 0.6μg/コップ1杯あたり

魚なら
  • しらす干し約1g
  • にしん約1.2g
  • 紅鮭 約1.8g
  • マグロ(トロ)約3g
  • さば約5g

ビタミンE 0.2mg/コップ1杯あたり

魚なら
  • すじこ約1.8g
  • いくら約2.1g
  • たらこ(焼)約2.4g
野菜なら
  • かぼちゃ約4.2g
  • 赤ピーマン約4.6g
  • つくし5.5g

ビタミンK 4μg/コップ1杯あたり

肉なら
  • 鶏皮 約3.3g
  • 手羽 約7.8g
  • 鶏モモ約11g
魚なら
  • ツナ缶(油漬)約9g
  • さば約80g
  • うに約15g
野菜なら
  • 菜の花 約16g
  • ニラ 約22g
他には...
  • わかめ(乾)約0.2g
  • サラダ油 23g

ビタミンB1 0.08mg/コップ1杯あたり

肉なら
  • ヒレ約8g
  • 豚モモ約8.8g
  • 豚ロース約11.7g
他には...
  • 大豆(乾)約9.6g
  • 昆布(乾)約10g

ビタミンB2 0.31mg/コップ1杯あたり

肉なら
  • 豚レバー約8.6g
  • 牛レバー約10g
  • 鶏レバー約17g
魚なら
  • うなぎ(蒲焼き)約41g
  • さば(開き干し)約52g
他には...
  • まいたけ 約63g
  • 納豆 約55g

ナイアシン1.3mgNE/コップ1杯あたり

肉なら
  • 豚レバー約9g
  • 牛レバー約9.6g
  • 焼豚 約9.6g
魚なら
  • たらこ約3.5g
  • 明太子 約6.5g
  • するめ 約9.2g
他には...
  • 落花生 約7.6g
  • バターピーナッツ 約7.6g

ビタミンB6 0.06mg/コップ1杯あたり

肉なら
  • 牛レバー約6.7g
  • 鶏ひき肉 約9g
魚なら
  • マグロ(赤身)約7g
  • かつお約7.9g
  • 塩鮭約11g
野菜なら
他には...
  • ピスタチオ約5g
  • きな粉 約10.7g

ビタミンB12 0.6μg/コップ1杯あたり

肉なら
  • 牛レバー約1.1g
  • 鶏レバー約1.4g
  • 豚レバー約2.3g
魚介なら

葉酸10μg/コップ1杯あたり

肉なら
  • 牛レバー約0.7g
  • 鶏レバー約1g
  • 豚レバー約1.2g
魚なら
野菜なら

パントテン酸1.14mg/コップ1杯あたり

肉なら
  • 牛レバー約18g
  • 鶏レバー約11g
  • 豚レバー約16g
魚なら
  • たらこ約31g
  • すじこ約47g
  • いくら約50g
他には...
  • 納豆約31g
  • アボカド約70g

ビタミンC 2mg/コップ1杯あたり

野菜なら
果実なら
  • ゆず(果皮)約1.3g
  • レモン(全果)約2g
  • 柿 約2.8g

乳アレルギーのメカニズム

牛乳 アレルギー
なぜアレルギー反応を起こすのでしょうか。

乳アレルギーの多くは、牛乳タンパク質の中の「カゼイン」が原因です。

食物を摂取腸管から成分が吸収される際に、体が特定のタンパク質(ガゼイン)を異物だと認識すると、血中のIgE抗体免疫グロブリンE)と呼ばれるタンパク質が反応してアレルギー症状が出ます。

乳アレルギーであれば牛乳のタンパク質に反応するIgE抗体を、卵アレルギーの方は卵のタンパク質に反応するIgE抗体を持っています。乳アレルギーの方が卵で発症しないのは、その方のIgE抗体は牛乳のタンパク質(ガゼイン)にのみ反応するためです。

カゼイン耐熱性があり、加熱してもタンパク質の構造はほとんど変化せず、アレルギーの起こしやすさは変わりません。

発酵の場合も、カゼイン成分分解されにくいため、ヨーグルトやチーズなどの加工食品も同じように注意が必要です。

 

牛乳の栄養は他の食材でも補える

牛乳の栄養は、普段の食事をバランス良くすることで問題なく補える範囲でした。

身近な野菜にも含まれているので取り入れやすいかと思います。

レバー大豆貝類などに牛乳で摂取できる栄養と同じものが多いようなので、不安な方は積極的に取り入れてみると安心ですね。

 

食物アレルギーがある人もない人も、バランスのいい食事を摂ることが大切です。